最近は、お酒を楽しむ女性が増えましたよね。
居酒屋などでも、女子会コースなどが主流になるほど、多くの女性がお酒をたくさん飲むようになりました。
でも、このお酒が、更年期女性の大敵となってしまうって、ご存知でしたか?
お酒は、楽しむだけでなく、眠れない夜や、むしゃくしゃした時など、つい手を出してしまって、気分を紛らわす事だってありますよね。
でも、更年期は、様々な症状に悩まされ、カラダも少々弱り気味です。
そんな時のお酒は、健康の危機につながってしまうこともあります。
少し、気を付けていきたいですね。
女性はアルコール依存症になりやすい?!
女性は更年期になると、エストロゲンが減少することで、アルコールに対して、カラダが弱くなっていきます。
また、血液中のアルコール濃度の上昇もしやすく、それでいて、その代謝が遅く、カラダからお酒が抜けるまでに、時間を要してしまいます。
そのため、アルコール依存症にもなりやすい、と言われています。
キッチンドリンカー、などという言葉もあるように、食事の支度をしながらでもお酒を飲んでしまう、または、お酒でも飲んでいないと食事の支度もできない、なんて状態になってしまいます。
家事や育児、仕事となにかと忙しく、ストレスも多い女性は、その発散方法を、お酒にしてしまう人も多いようです。
もしも、アルコール依存症になってしまえば、自分だけのケアでは、治すことはできません。
専門のクリニックや、施設での治療や療養をしながらでなければ、なかなか依存から抜けることはできません。
そのような状態になる前に、お酒の飲み方を見直し、カラダの事を考えた飲み方に、変えていく必要がありますね。
休肝日は必ず作る
女性の健康は、エストロゲンに守られてきたと言っても過言ではありません。
それほど、この女性ホルモンであるエストロゲンは、健康維持に、多くの役割を果たしてきてくれました。
その中には、コレステロール値の上昇を防ぐ作用や、それぞれの臓器や細胞などの代謝を高め、様々な病気から身を守る、という大切な働きもあります。
ただ、更年期になって、エストロゲンが減ってしまうことで、これまでのようにはいかなくなってしまいます。
コレステロール値も上昇しやすく、そうなれば、ドロドロ血液も否めません。
また、肝臓の代謝力も低下してしまいますので、アルコールの分解能力も、下がってしまうことでしょう。
それなのに、これまでの様なお酒の飲み方をしていれば、カラダには、大きな負担がかかってしまいます。
更年期は、お酒の席でも、今までよりも量を減らし、週に2?3日は、一滴もお酒をのまない休肝日を、作る様にしましょう。
お酒は、体内の水分を蒸発させてしまう作用がありますから、お肌のためにも、こらえたいですね。
更年期の肥満防止のためにも
更年期になると、代謝もガクッと落ち、筋肉の衰えも始まってしまいます。
そのため、どうしても、肥満になりやすくなってしまいます。
内臓脂肪は溜まりやすくなり、生活習慣病にも、この時期はかかりやすくなってしまいます。
そこへ加えて、アルコールが入ってしまえば、カラダはさらに、悪い状態へと進んでしまいます。
お酒の量は減らし、一緒に食べるおつまみなどは、なるべくアルコール分解力の高いものや、脂質の少ないものにして、健康を意識した飲み方に、変えてみると良いですね。
お酒で糖質を摂り、おつまみで脂質を摂ってしまえば、肥満につながり、見た目にも健康的にも良くありませんよね。
「酒は百薬の長」なんて言葉もありますが、ボーダーラインを過ぎてしまえば、悪でしかありません。
私も肥満防止のため、お酒は、ほとんど飲むことがありません。
そのため、二日酔いによる頭痛や吐き気、顔のむくみなどに悩まされるような、イヤな朝を迎える事もなく、常にスッキリとしていますよ。
夜に飲むことがほとんどのお酒は、そのせいで、アルコール分解のため、夜通し肝臓が働いてしまいますから、注意しましょう。
それでもお酒を飲んでしまったら?
お酒好きな人は、更年期になったからと言って、すぐに「完全にやめる」なんてことは難しいですよね。
また、会社の付き合いや、ママ友同士での飲み会は、断ることもできませんよね。
そんな時は、飲む前にちょっとしたことをしておいたり、飲んでる最中、飲んだあとも、少し気を付けるだけでも、お酒を体内に溜めづらくする事もできます。
飲む前に軽くなにか食べておきましょう
空腹のままでお酒を飲んでしまうと、肝臓での分解の前に、胃や腸からアルコールを吸収してしまいます。
その結果、血中のアルコール濃度を、高めてしまいます。
低カロリーのものを、少し胃の中に入れておいてあげると、良いですね。
オリーブオイルを使用しているものをおつまみに
油分は、アルコールの胃からの吸収を抑えてくれます。
しかし、ふつうの油や、それを使った揚げ物などでは、カロリーが心配です。
オリーブオイルなら、その脂質のほとんどがオレイン酸ですので、血液サラサラ効果もあり、健康的に油分を摂取できます。
サラダにオリーブオイルがかかっているものや、カルパッチョなども、良いですね。
水分補給は必須
なんだかんだ言っても、たくさん飲んでしまった、という場合は、飲酒後は、とにかく水分補給をしっかりしましょう。
朝起きた時、だるい、頭痛がする、気持ちが悪い、というのは、体内にアルコールが残っているからです。
水分を摂って、血中のアルコール濃度を薄めると同時に、たくさんの尿と一緒に、体外に排出することが大切です。
まとめ
更年期は、健康なカラダと健やかな精神状態を保つためにも、お酒の量はしっかり減らしたほうが良さそうですね。