最近なんとなくだけど、不安感や孤独感などというネガティブな感情に襲われる事はありませんか?
なんだかわからないけど、悲しい、腹が立つ、イライラする。
もやもやし、やる気もなくし、しかし理由がはっきりとしていないので、目指す方向もなかなか定まらない・・・。
そんな状況に陥ってしまっているという方も多いのではないでしょうか?
それってもしかすると、更年期障害で苦しんでいる方に多い、理由もない「もやもや」かもしれません。
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この記事ではそんな更年期の時期に起こる「もやもや」について、紹介していきます。
気持ちがすぐれないという人は、参考にしてみてください。
最近のもやもやは更年期?
気分がぱっとせず、なんだか息苦しい状況が続き、身体も全体的にだるい。
ちょっとしたことで不安になって、心がざわざわし、他人やまわりの変化に敏感に反応しやすくなったりする。
理由がはっきりとしないまま、「もやもや」という言葉で片づけてしまってませんか?
更年期障害の症状というのは、代表的なめまいやホットフラッシュのみではありません。
更年期障害はメンタル的症状も呼び起こす場合も大いにあり
- 憂うつ感
- 喪失感
- イライラ
など、それらをぜんぶひっくるめると「もやもや」を生み出すことになります。
このように、心がもやもやしてイライラしてしまうのも更年期の仕業なのです。
更年期の方は、時期的にも喪失感を感じやすい環境にあることもあり、余計ネガティブな思考が増えてしまうという事もあります。
この「もやもや」の原因が理解出来れば、改善の見込みもありますよね。
もやもやの原因
いわゆる更年期という言葉で指すのは閉経前後の10年間です。
更年期になると、更年期障害の症状を発症する可能性が高くなるのは、老化の為女性の場合は卵巣機能が低下し、エストロゲンが減少してしまうからです。
→自律神経と深く関わる2つの女性ホルモン、プロゲステロンとエストロゲン
エストロゲンの減少によって、脳が一生懸命補うために分泌指令を出すのですが、卵巣機能の働きが悪いため分泌はされないままです。
その為、視床下部が混乱に陥り、身体、精神ともに乱れが生じやすくなります。
ノルアドレナリンの分泌や、セロトニンの減少などで、精神面も深く影響を受けやすい、ストレスを感じやすいからだになってしまいがちです。
もやもやは、怒りほど大きな感情ではないにせよ、不安や不満の積み重ねなので、放っておくのは決してよくありません。
小さな感情が積もり積もって、その結果、感情が爆発したりなど、コントロールの調節が上手く効かなくなるのも更年期障害の特徴です。
その為、原因を知り、改善方法をしっかりと頭に入れておくことが、自分の為にも、周囲の為にも大切になります。
もやもやを取り除くおすすめの対処法
もやもやを取り除くおすすめの方法としては
- 食生活の改善
- ヨガなどをつかった瞑想
- 適度な運動
- ストレス発散
などがあります。
食生活の改善
先ほども述べたように、セロトニンの減少は「もやもや」という言葉に含まれる様々な感情の原因を作っています。
まずはセロトニンを増やす為、食生活を改善してみましょう。
乳製品や大豆などを積極的に取り入れ、健康的でバランスのとれた食品を摂取しましょう。
→更年期女性が気を付けたい食事とは?毎日摂りたい4つの栄養素
ヨガなどをつかった瞑想
食事改善法以外では、瞑想などが有効です。
もやもやは、色々考えすぎたりして生まれる事ってありませんか?
まずは一旦思考をストップし、考える事をやめてみましょう。
深呼吸をし、ヨガなどを用いて瞑想に意識を集中してみてください。
→更年期にはヨガが最適!期待できる効果とおすすめの種目を紹介!
適度な運動
後は、何にでも言えることですが、適度な運動と健康的な食事です。
セロトニンを増やす為のみではなく、何事もある程度目標を持って行う事でモチベーションもあがり、もやもやした気持ちも解消することができるはずです。
ストレス発散
更年期とは誰もが通る道です。
更年期障害で悩んでいる方は、自分が思っている以上に多く、似たような悩みを持っている方もきっとたくさんいるはずです。
同じような年代の、親しいお友達がいれば、相談してみるのも有効な手段です。
同じような境遇の方と話す事によってストレス発散にもなり、気分が軽くなるはずです。
今の時代はウェブという便利な手段もあるので、相談・質問サイトなどに投稿されている悩みなどを読むことによって、「自分だけではないんだ」と自覚できるかもしれません。
口コミだけではなく、ウェブで検索をし、手軽に情報を手に入れ、ある程度この病気について知識を付けるのもとても大切なことですよね。
「備えあれば患いなし」といいますが、必要以上にダメージを感じるよりも、知って治療へ臨む方が早期改善を見込めます。
そして、更年期を乗り越えるのは、自分ひとりではなかなか難しいです。
身体の不調のみならず、精神的にもダメージを受け、感情のコントロールが難しくなるのが更年期です。
誰かの支えがあるだけで改善への道が大きく広がります。
受け入れる事も大事
「更年期障害」、「症状」、「治療」などという単語を並べてしまうと、自分自身が更年期障害の症状を発症してしまったことをますます受け入れにくくなってしまうかもしれません。
ですが、更年期は誰もが通る道であり、誰もがなり得る可能性があるのが更年期障害なのです。
身体、心、肌、気分、などと色々な変化が起こりますが、それらの改善の鍵のひとつは「受け入れ」ることです。
身体や精神の不調続きではありますが、気持ちを切り替え、無理をせず、そんな「更年期の自分」を受け入れてあげましょう。
更年期というのは、仕事や家庭など、それぞれの大きい変化のある時期に迎える事が多いものです。
子供の自立や、親の死、職場を離れるなどによる、環境の変化によるストレスも無視出来ない原因なので、無理をせず、合わない環境ならば無理せず投げ出し、まわりに助けを求める事も大切です。
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うつ病などになりやすいのは真面目な人だといいますが、更年期障害の場合も一人で抱え込まず、必死に頑張ろうとせず、自分に合ったペースと、ベストな方法でこの不調と付き合っていくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。
「もやもや」というのは理由がわからない曖昧な感情な為、とても厄介なものですよね。
気分も沈み、毎日が楽しいと感じる事も少なくなるかもしれません。
ですが諦めず、様々な解消法を試しみて、改善を目指してください。
更年期や老化による変化を受け入れ、気持ちや、生活習慣などを切り替え、ゆっくりと症状軽減という目標を達成しましょう。
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更年期障害の不調は一生涯続くわけではありません。
いつかは更年期も過ぎていきますので、それまで焦らず、辛抱強く、上手く付き合っていきましょう。