更年期障害の他の症状とともに肌の調子が良くないと感じている方も多いのではないでしょうか?

でも、この症状って更年期のせいなの?

ただの加齢によるもの?

そのうちおさまるのかしら・・・

もしかすると、気になっていたお肌の状態の原因は更年期障害によるものかもしれません。

ポイント

そんな更年期における肌トラブル、どのようなものなのかを見ていきましょう。

更年期障害と肌トラブルの関係

なぜ更年期障害と肌の調子が関係するのでしょうか?

原因はエストロゲンの低下です。

更年期障害のすべての原因は、エストロゲンの低下にあります。

お肌にもエストロゲンは大きく関係しています。

エストロゲンが急激に低下することで、それまでエストロゲンの働きによって保たれていた女性らしいお肌のつやや柔らかさが減ってしまします。

その結果、様々な皮膚症状を起こしてしまうのです。

では、どのような肌トラブルが起こるのでしょうか。

更年期に現れる肌トラブル

更年期 肌トラブル

更年期障害による肌トラブルは人や体質によって様々ですが、多くはこのような症状が見られます。

  • ニキビ
  • じんましん
  • むずむず感
  • 急なかゆみ

などがあります。

それぞれ、どのような症状なのか詳しく見てみましょう。

ニキビ

ホルモンバランスの変化によって起こるニキビですが、乾燥や肌のターンオーバーなども影響して起こります。

顎などのフェイスラインにできたり、皮脂が多く出るTゾーンにもニキビができたりします。

じんましん

急に肌がかゆいと感じたと思ったら、みるみるうちに発疹ができて、強いかゆみに襲われます。

じんましんは、形が不揃いで、赤く盛り上がった発疹が特徴です。

出現する場所は人それぞれです。

すぐに消えて治まる人もいますが、日常的にじんましんが出ている状態の人もいて、症状は個人差があります。

強いかゆみのため、睡眠がとれなっかたり、日常生活に影響がでることもあります。

むずむず感

むずむず感は、入眠時に足がむずむず、足を動かしたくなる衝動に駆られてイライラしたり、虫が這っているような感覚があったりと、不快感の強い症状が特徴です。

これは更年期障害にだけに限った症状ではありませんが、原因は特定されておらず、明確な治療法は確立されていません

急なかゆみ

さっきまでなんともなかったのに、急に猛烈なかゆみに襲われたりするという症状です。

範囲や場所も、とても小さな範囲であったり、広範囲えあったり、個人差は大きいです。

かゆいだけで、特に皮膚自体に変化がないこともあります。

乾燥などが原因で、衣服の繊維や気温差などが刺激になって起こったりします。

更年期にさしかかるとエストロゲンの低下から、このようなお肌の変化が現れることが多いようです。

落ち込み

今までこんなに乾燥したこと無かったのに・・・

どうしてーってことがありますよね。

ホルモンバランスが肌に与える様々な要因

エストロゲンが急激に低下することで、ホルモンバランスの乱れによる肌トラブルが起こります。

エストロゲンの肌への働きの低下はもちろんですが、そのほかにも、間接的に肌荒れが起こってしまう要因はたくさんあります。

エストロゲンと肌の関係

エストロゲンは肌に潤いを与える役割をしています。

肌の潤いを維持するには、セラミドの維持が重要とされています。

化粧品などでもよく見る成分ですよね。

エストロゲンは、このセラミド成分を多く保持することで、うるおいのある肌を保つことができます。

また、エストロゲンはコラーゲンの生成を促す作用もあり、ハリのあるお肌にしてくれます。

このバランスの崩れる生理の前後などは、お肌の調子が良くなかったという方も多いと思います。

それも、ホルモンバランスの乱れだったのです。

しかし、更年期では、エストロゲンが急激に低下します。

生理周期のようにまた増えることもありませんので、肌も今までの状態を維持することが難しくなってしまいます

肌の潤いが低下し乾燥すると乾燥だけではなく様々なトラブルに発展します。

ホルモンバランスと腸の関係

エストロゲンは水分代謝を促したり、老廃物を外に出すという、デトックス効果のようなものがあります。

結果、便秘やむくみもなく、すっきりとした状態の体を保ってくれることに一役買っているのですが、そのエストロゲンが低下してしまうと便秘になりやすくなってしまいます

しかも、ホルモンバランスが乱れることで自律神経もバランスを崩し、腸の運動も低下してしまうので、さらに便秘傾向になってしまうのです。

便秘になると、腸内に便やガスが長時間とどまり、その老廃物が血管から再吸収されることで、全身に運ばれてしまいます。

その結果、老廃物のせいで、肌が荒れてしまうのです。

吹き出物やニキビが増えてしまったという方は、便秘に心当たりがある方もいらっしゃるかもしれません。

ホルモンバランスの乱れと食事

ホルモンバランスと腸との関係でもお話しましたが、ホルモンバランスが乱れると自律神経もバランスを崩します。

体調が優れないことが続く、ストレスが溜まると、ついつい簡単な食事で済ませてしまいがちです。

また、脂っこいものやジャンクフードなどが無性に食べたくなったりもします。

外食や買ってきたお弁当、ファストフードなどは、特にビタミンやミネラルが不足していて、お肌を美しく保つための栄養バランスがきちんと摂れていないかもしれません。

また、肌がむずむずして眠れないという症状も、鉄分の不足が原因ではないかという説もあります。

時々のこのような食事なら影響は少ないかもしれませんが、習慣化されてしまうと、お肌への影響もでてくるかもしれません。

ホルモンバランスの乱れと新陳代謝

エストロゲンには、排卵前に体温を高く維持したり、代謝を良くしたりという効果があります。

エストロゲンは減少してしまうと、この代謝に必要な高体温期がなくなってしまい、どうしても代謝が下がってしまいます。

その結果、お肌のターンオーバーも今までのようにスムーズにできなくなりますし、汗も自然と減ってしまうことで、お肌は乾燥したり、ごわついたりしてきます。

普通

一口に肌荒れと言っても、こんなに原因があります。

更年期の肌荒れ対策

肌荒れ対策では、このようなことに意識すると良いかもしれません。

  • ケアの見直し
  • 食生活の見直し
  • 運動不足の解消
  • ストレスの解消
  • サプリメントや漢方の活用

ケアの見直し

最近、今までの化粧品では肌の調子が良くない、というかたも多いかもしれません。

更年期の原因であるエストロゲンが低下してしまうことで、特に乾燥が目立つようになります。

ホルモンバランスと肌との関係でもお話しましたが、更年期ではセラミドという水分保持能力の高い成分が少なくなります。

セラミド成分が配合された商品を使用してケアしてみるなど、少しケアを見直すと良いかもしれません。

乾燥による皮脂が過剰に分泌されて、ベタベタは嫌だ!

というタイプの肌の方でも、自分の好みとは裏腹に保湿ケアを徹底してみると、案外ニキビやテカりも治まることもありますので、ぜひ一度、ケアの見直しをしてみてください。

食生活の見直し

食生活の乱れは、栄養バランスが良くないだけでなく、食物繊維も不足しがちになります。

食物繊維が不足してしまうと、便秘になりやすくなり、さらに肌荒れに追い打ちをかけかねません。

意識してサラダや果物などのビタミン類を摂って、バランスの良い食事を心がけることもかもしれません。

運動不足の解消

更年期障害によって、やる気が出なかったり、外にでる機会がへってしまうと、運動不足に陥りやすくなります。

運動不足は腸の動きを妨げたり汗をかく機会が減ってしまったり筋力の低下にもつながります。

筋力の低下や筋肉量が減少してしまうと、便秘や基礎代謝の低下を招き、お肌の調子も改善されません。

家事を少しするだけでも、家の中を歩いたり運動していることになります。

意気込んで急にスポーツなどを始めてしまうと続かない可能性があるので、少し体を慣らしていく感覚で、家事や散歩など、気軽に達成感を味わえることからはじめてみると良いかもしれません。

ストレスの解消

ストレスも肌荒れには大敵です。

ストレスによる肌荒れは更年期に限ったことではありませんが、更年期障害によるストレスは発散の仕方が難しいのが特徴です。

やる気のない自分にイライラしたり、なんだか悲しくて泣いてしまったり。

そんなやり場のない、どこにぶつけて良いのか分からないストレスは発散の仕方も難しいかもしれません。

しかし、ストレスが溜まると自律神経を乱し、さらにストレスが溜まり肌が荒れる・・・

少しいつもと違うところへ買い物に行くだけでも、気分転換になるかもしれません。

何かに没頭してみるなど、なにか自分に合ったストレス解消法を見つけることも、肌荒れだけではなく更年期障害を乗り切ることには重要かもしれません。

サプリメントや漢方

食事だけからだとどうしても栄養が偏りがちになってしまいます。

なので、エストロゲンの減少を穏やかにしてくれる成分が配合されているサプリや漢方などを摂取するのもおすすめです。

ひどい肌荒れの場合は診察を

これまでは、更年期における様々な肌荒れの原因や対策をお話してきましたが、自分でできることで肌荒れが解消されない場合もあります。

特にかゆみやじんましんなどは、最近では市販の薬も多くあるものの、皮膚のかゆみに関連する医薬品は、市販されているものでも副作用が出やすいものも多いです。

そして、肌のむずむず症状も不眠の原因となったり、なかなかのくせものです。

このむずむず症状も、漢方薬やビタミン剤を処方してくれるクリニックもあります。

やはり一度皮膚科や医療機関へ相談に行ってみるのが良いでしょう。

今まで悩んでいたことが、手探りのケアではなく、お薬や適切な処置で症状が緩和されるかもしれません。

まとめ

更年期障害による肌トラブルについて見てきましたが、いかがでしたか?

ホルモンバランスの乱れと言っても、肌に関係する原因はこんなにもたくさんあるのですね。

ご自身の体質、例えば便秘で肌荒れしやすいとか食事の影響が出やすいなど傾向が分かれば対策もしやすいかもしれません。

普通

しかし、お肌のためにと無理に頑張ってしまうと体や心に負担がかかりますので、ぜひ、頭の片隅に置いておいていて頂いて徐々に更年期障害の肌荒れと向き合って行ってくださいね。