更年期の時期にいきなりキレてしまうことってないでしょうか?
キレるという行動は人によってそれぞれ違いますが、これは怒っても仕方ないという原因や以前はそんなに気にならなかったことなどにも突然爆発することもあります。
では、このキレてしまう原因ですが、実は本人の意思とは関係のない、女性ホルモンの減少が元で自律神経の乱れが引き起こすのです。
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この記事ではそんな更年期にキレてしまう原因や対策などを紹介していきます。
更年期の女性がキレてしまう原因
更年期の女性がキレてしまう大きな原因は、閉経後の女性ホルモンの乱れです。
この体の変化に対応出来ないことが、怒りのコントロールを不可能にしているのです
一般的に良い人、温厚といわれている人は、わき上がる怒りを出さずに溜め込んで積もりに積もって爆発します。
一方、更年期の怒りは女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの乱れから自律神経のバランスが乱れ自律神経失調症が起こります。
女性ホルモンも自律神経も大脳の視床下部でコントロールされているので、女性ホルモンのバランスの乱れが自律神経に影響するのです。
これまでは夫や子供の何気ない行動にも気にならなかったことが、いちいち気に障り怒りとなって八つ当たりというキレを起こしてしまいます。
また、脳には皮質という情動を呼び起こす脳があり、様々な体験から感情や行動の関連を記憶し、恐れや不快感などの感情を呼び起こしてしまい、自分で抑えることができない怒りになってしまうのです。
更年期に起こるキレてしまう場合の対策
更年期の現われる症状は人により様々で、不快な症状が続く期間も同じではありません。
食生活の見直しで栄養バランス取れた食材で症状を軽減する事は可能です。
イソフラボンで軽減
更年期障害に女性ホルモンの減少が元であることは明らかです。
女性ホルモンといえばエストロゲンに似た働きのイソフラボンが有名です。
→更年期の女性必見!大豆イソフラボンサプリを選ぶ5つのポイント
イソフラボンを補填するには豆乳が有効です。
豆乳は大豆から作られ、大豆には大豆イソフラボンが多く含まれており、抗酸化作用があります。
大豆イソフラボンとはポリフェノールの一種で、女性ホルモンエストロゲンと似た化学構造と作用を持っています。
豆乳を摂取するとイソフラボンがエストロゲンに代わって活躍してくれるのです。
イソフラボンを多く含む食材
水煮大豆や納豆、豆乳や豆腐、油揚げやきな粉等です。
毎日豆乳を飲み、他の食材と合わせることで様々な効果が期待出来ます。
カルシウムの摂取
抑えることが難しい怒りを緩和するには、カルシウムも有効です。
カルシウムは精神的安定をさせる働きがあります。
また、更年期障害の症状の出やすい年代は、骨粗鬆症の予防にも効果が期待出来ます。
ストレスによるイライラもカルシウム不足を補うことで、症状が緩和されることがあります。
カルシウムの女性の1日必要摂取量は約650mlです。
カルシウムの多い食品
牛乳や抹茶、ヨーグルトやプロセスチーズ、桜エビや煮干し、しらす干しや鯖の缶詰などがあります。
乳製品はカルシウムの含有量だけでなく、吸収率も高く効果的に摂ることが出来ます。
なお、海藻類のカルシウムの多い食品はひじきやワカメ、昆布などです。
野菜のカルシウムの多く含む食品は、切り干し大根やパセリ、大葉やゴマ、大根の葉などになります。
アロマテラピーで軽減
アロマテラピーは怒りを静めるのに効果があります。
怒りに効くエッセンシャルオイル
ローマンカモマイルやローズマロット、チュベローズやリンデンなど。
入浴でリフレッシュしたいときはお湯の温度を少し熱めにして短時間で入浴にします。
リラックスしたい時は、お湯の温度を低くしてゆっくりと入浴しましょう。
精油の量はバスタブに3~6滴入れよくかき混ぜてください。
スパイス系は少なめで、しっとりタイプ1回分5mlの植物性のオイルに精油5~6滴混ぜます。
朝の太陽を浴びる
朝の太陽の恵みを取り入れることで、イライラの解消に効果があります。
朝の太陽を浴びることで分泌されるセロトニンは、幸せを感じる時に分泌されるホルモンです。
外に出て朝日を浴びての散歩、またカーテンを開けて太陽に挨拶してみてはいかがでしょうか?
ゆったりとした気持ちになり、イライラが解消されます。
まとめ
更年期でキレてしまうのは女性ホルモンの乱れから、自律神経が乱れ引き起こされる現象で一過性の症状です。
家族や信頼のある人に理解を求める、深呼吸やヨガ、リラクレーション法を取り入れるなどの怒りの軽減に効果のある対処方を利用し、怒りを静めて楽になってくださいね。
治る症状ですので余り落ち込まないで一番気持ちが休まる対処法を見つけてください。
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怒りの起こる気持ちとうまくつきあっていきましょう!