更年期は、女性ホルモンが減少する。
イヤな言葉ですよね。
女性は、30代から徐々に卵巣機能の低下が始まり、更年期には、どうしても女性ホルモンが減少してしまう。
これは仕方のないことです。
でも、そんな風に減少すると言われる女性ホルモンを、ただ、だまって減らすのではなく、様々な事に気を付けて、増やす努力をしてみませんか?
女性ホルモンは、女性の健康維持、美容維持には欠かせないものです。
少しでも多く、一日でも長く、分泌させたいですよね。
カラダを冷やさない!
冷えは女性の大敵です。
カラダが冷えると、血流が悪くなってしまいますよね。
そうなることで、体内では栄養や酸素、水分などが、うまくまわらず、体調不良をこします。
そこから、自律神経のバランスを乱し、ホルモンバランスの乱れへとつながります。
普段は、首、手首、足首、この大切な3つの首を温めて、冷えを防ぎましょう。
冬はもちろん、春夏の暖かい季節も、油断せず薄手のショールを持ち歩いたり、素足なども避けたいですね。
また、忙しい女性は、夜の入浴はシャワーだけで済ませがちですが、なるべく温かい湯船に浸かって、カラダを芯から温める習慣を作ると良いですね。
湯船に入っている間は、ふぅ?っと一息つける時間です。
一人のゆったりとしたひと時を、過ごすこともできますよね。
普段の飲み物も、温かいものに変えると良いでしょう。
喉が渇いたからといって、冷たいものを一気に飲むのではなく、いったん温かいお茶などで喉を潤してみると、意外と冷たいものを飲まなくても大丈夫なものです。
温かいものや、常温のものを、飲む様に心がけましょう。
脳をリラックスさせ、深い眠りにつく
眠ることで多く分泌される成長ホルモンは、一日のカラダや脳、細胞などの疲れを、回復させてくれます。
このホルモンは、睡眠不足ではなかなか分泌されず、ストレスや疲労を解消することができなくなります。
そうなれば、カラダのバランスは崩れるばかりで、それにより、女性ホルモンの減少をまねいてしまいます。
夜寝る直前まで、テレビやスマホ、パソコンなどを見ていると、交感神経がいつまでも活発に働き、カラダをリラックスさせるための副交感神経が、なかなか働けません。
そうならないためには、就寝の2時間ほど前は、テレビ、スマホ、パソコンはお休みしましょう。
この貴重な2時間の間は、ストレッチをしたり、耳や脳が休まる音楽を聴いたり、バスタイムにあてても良いですね。
脳がリラックスすれば、自然と眠りやすくなり、深く良い眠りにつく事ができます。
枕を自分にピッタリ合うものに変えたり、枕元に、眠りをいざなうアロマを含ませたコットンなどを置いても良いのではないでしょうか。
バランスの良い食事に変える
ジャンクフードばかり食べてしまう、野菜を食べず肉ばかり食べてしまう、など、バランスの悪い食事では、女性ホルモンの分泌を促す栄養素などを、摂ることができなくなります。
女性に欠かせないビタミン類、腸内環境を整える食物繊維、女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボン、自律神経の不調を予防するカルシウムなど、幅広く摂取することが大切です。
また、朝食を抜いたり、夜遅い時間に夕飯を食べるなどの、不健康な食事のリズムを整え、朝、昼、晩、と適度な量を、豊富な栄養素を摂り入れながら、食べる様にすると良いですね。
栄養を摂ることはもちろん大切ですが、便秘を防ぎ、体内に老廃物を溜めないようにすることも重要です。
老廃物が溜まれば、血流も悪くなってしまいますので、食物繊維と水分も積極的に摂ると良いですね。
朝の寝起きは、まず白湯を一杯飲んでみると、カラダも温まり、内臓も少しずつ動きだし、代謝も上がりやすくなります。
その後、バランスのとれた朝食をとって、一日の健康的な食事をスタートさせてみてはいかがでしょうか?
運動やハーブティで気分転換
カラダの様々な機能に働きかける自律神経は、ホルモンバランスを整える役割も担っています。
そんな自律神経を、バランスよく働かせるには、運動がとても大切になります。
厳しい筋トレやスポーツなどをしなくても、いつもより長く歩いてみたり、ストレッチを取り入れたり、ヨガ教室などに通ってみても、良いですね。
運動は苦手という人でも、呼吸法を取り入れ、姿勢をただし、腹式呼吸を数分おこなうだけでも、筋肉を活性化して、運動した様な状態になることができます。
また、数あるハーブの中には、自律神経に働きかけてくれる様なものもあります。
カモミールティーやゼラニウムティーは、心を穏やかにリラックスさせ、自律神経のバランスを整える効果がある、と言われています。
毎日の生活の中に、運動とハーブティーをプラスして、筋肉をしっかり使う時間とリラックスする時間をとり、メリハリのある一日を過ごすのも良いですね。
まとめ
女性ホルモンは、歳をとるごとに、減少しやすくなってしまいます。
ですが、毎日の生活を少しずつ変えて、心やカラダを程良く刺激しながらも、しっかりリラックスさせるよう心がければ、その減少を食い止めることができます。
バランスの良い食事や睡眠、運動、リラックスを、うまく組み合わせた毎日を送っていれば、きっとカラダも変わるはずです。