更年期症状では
腰痛や肩こりなど
体の様々な部位に痛みを
覚えることがありますが
「関節痛」も同様で、
更年期になって関節痛を
覚える人は多いと言われています。
関節痛が起これば
動くことも嫌になり、
運動不足になって
更に他の症状も
悪化させる原因となるため
早めに対策をしたいです。
更年期で「関節痛」が起こる原因とは
更年期になると
誰でも手足の指、手首、
足首、ひじやひざの
関節が弱くなります。
なぜなら更年期になると
その分泌量が減少する
「エストロゲン」には
関節の動きを滑らかにする
油のような作用があるためで、
分泌量が減ることで
関節にあるコラーゲン(軟骨を構成する成分のうち水の次に多い成分)
の量が次第に減っていくことで
軟骨がすり減っていきます。
最初は
「ポキポキと音がなる」
というように感じますが、
次第にしびれや痛みを感じ始めます。
「極端に痩せている人」
「太り気味の人」
「これまでに運動をする習慣がなく筋肉量が少ない人」
などに関節痛が起きやすいのは
関節に負担がかかりやすくなるためです。
関節痛が起きた時の対策とは
関節痛に限らず、
腰痛や肩こりなど痛みを
覚えた時には患部を冷やすと
症状が悪化するため、
温めるようにしたいです。
暖かい服装をすること、
カイロや温湿布、
ぬるめのお湯に
ゆっくりとつかることもよいでしょう。
ただし痛みがひどい場合は
炎症が起きている可能性もあり、
炎症は冷やした方がよいため
分からない場合は病院に
受診して治療を受けましょう。
病院で治療を受けると
女性ホルモンを補充する治療や
漢方薬なども処方され、
早い人では1週間程度で
症状が改善することもあるようです。
関節痛を起こさないための対策とは
骨の主成分はカルシウムです。
カルシウムは骨を作るだけでなく
健康に生きていくためには
欠かせない栄養素で常に不足しがちです。
そして体の中で作り出すことが
できないため乳製品や小魚で
カルシウムを補うようにしたいです。
また豚足、手羽先、魚の皮、
エビ、ゼラチンなどに
含まれているコラーゲンも有効です。
またエストロゲンの分泌量が
減ると全身の血流も悪くなるため、
運動をすることで血流の改善が期待できます。
特に足が痛い人に運動は
辛いことかもしれませんが、
ウォーキングなどの
有酸素運動をできる範囲で行いたいです。
上の項でも説明したように、
太り気味だと感じている人は
できる範囲でダイエットを行っていきたいです。
そのためにもやはり運動が
効果的になってきます。
(食事制限をする無理なダイエットはやめましょう。)