女性なら誰しも、更年期には、めまいや頭痛、ホットフラッシュなどのつらい症状に悩まされます。
また、見た目の老化とも、戦っていかなければならないものですよね。
「いくつになってもキレイでありたい」、「少しでも若くいたい」と思うのは、当然のことです。
私も日々、必死になってあがいています。
そんな若さを保つにあたって、重要なのが、女性ホルモンと成長ホルモンです。
歳とともに、女性ホルモンの分泌はどんどん減少してしまいます。
しかし、頑張れば分泌し続けてくれる成長ホルモンに、期待がもてますね。
女性ホルモンと成長ホルモンの恩恵
女性ホルモンである、エストロゲンが、美や健康に大きく関わっているということは、多くの女性が知っていますよね。
そして、このホルモンが減少してしまう更年期からは、その恩恵が受けられなくなってしまう、ということも、みんな覚悟していることです。
エストロゲンは、30歳くらいでその分泌はピークになり、あとは減少していくばかり。
閉経後には、ほとんどと言っていいほど、分泌しなくなってしまいます。
そんな時、なんとか頼りにしたいのが、成長ホルモンです。
成長ホルモンといえば、子供が活発に分泌し、身長を伸ばすなどして、大人のカラダへと変化させるもの、というイメージをもっている人もいるかもしれません。
ですが、この成長ホルモンは別名「若返りホルモン」と言われるほど、大人の肌や健康を維持してくれるものです。
更に、成長ホルモンは、いくつになっても分泌し続けてくれるホルモンです。
このホルモンは、一日働いて疲れてしまった細胞のメンテナンスをして、またしっかり働けるように修復してくれる、大事なホルモン。
細胞を活性化して、骨や筋肉、内臓、肌、などを甦らせ、さらには代謝機能のアップまでしてくれます。
そんな成長ホルモンやエストロゲンのおかげで、私たち女性は女性らしく、そして若々しさや健康を保っているのですね。
成長ホルモンも減少する?
私たちのカラダを健康的に保つ、成長ホルモンも、加齢とともに、その分泌は減少していきます。
ただ、自分がしっかり気をつけてさえいれば、いつまでも分泌し続けてくれる、頼みの綱でもあります。
そこが、加齢とともに避けられない卵巣機能の低下により、減ってしまうエストロゲンとは違うとことですね。
同じ更年期なのに、あの人はどうしてあんなに若々しく元気なの?という人が周りにいたとしたら、もしかしたらその人は、成長ホルモンをしっかり分泌させているのかもしれませんね。
成長ホルモンが減少したら、どうなってしまうの?
成長ホルモンが減少してしまえば、細胞はどんどん弱り、正常に働くことができなくなってしまいます。
例えば、肌細胞である繊維芽細胞は、ハリ肌や潤いを保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作りだし、常に活性化しています。
その働きが弱ってしまえば、肌はどんどん老化していくでしょう。
また、筋肉や骨も衰え、引き締まったカラダを保つこともできません。
代謝の低下も著しくなり、太りやすい体質へと変わっていきます。
エストロゲンが減少してしまうのと、同じような状態ですね。
ただ、成長ホルモンは、生活習慣を改めることで、その分泌の減少を抑え、なおかつ少しでも多く分泌させることができます。
別名若返りホルモンですもの、できる限り分泌させていたいですよね!
成長ホルモンの分泌を促すために
別名「若返りホルモン」とも呼ばれる成長ホルモン。
エストロゲンの分泌が減少する、更年期世代の女性にとっては、少しでも若さと健康を維持する為にも分泌させたいものです。
そんな、成長ホルモンの分泌を促すための方法を、いくつかご紹介します。
筋トレ&ストレッチ
成長ホルモンは、大げさにいえば、筋肉を傷めつけた時に、それを修復しようと分泌されます。
その様な状態にするには、筋トレが一番です。
ただ、ハードな筋トレをするのではなく、筋肉に、ゆっくりじっくりと負荷をかける様な運動が良いですね。
腹筋やスクワットを勢いで何度もやるのではなく、ゆっくりとした動きで筋肉の力だけを使うように意識して、たくさん回数をこなさなくても大丈夫ですよ。
また、ストレッチなどで筋肉を刺激してあげるのも効果的です。
最低6時間は寝る
成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、眠っている時です。
また、成長ホルモンは、カラダの様々な部分を修復していきます。
もちろんそれには順番があり、一番は内臓です。
その後、肌や筋肉などの修復にとりかかります。
そのため、全ての修復を終えるまでに、少なくとも6時間はかかると言われています。
カラダをしっかり回復させ、肌をキレイにするために、成長ホルモンの分泌を期待するのであれば、毎日6時間は睡眠時間の確保が必要ですね。
空腹時を作る
空腹時に分泌されるグレリンは、成長ホルモンの分泌を促す、貴重な物質です。
3食の食事のほか、間食などをしてしまうと、なかなか空腹な時がなくなり、このグレリンが分泌されません。
そのため、食事はなるべく「お腹がすいたな」と思ってからにしましょう。
就寝中の血糖値の上昇を防ぐ
成長ホルモンは、上記にもあるように、眠っている時に、一番分泌されるものです。
また、血糖値の上昇は、成長ホルモンの分泌を抑制してしまいます。
寝る間際まで、なにか食べたり、飲んだりして就寝中の血糖値を上げてしまえば、せっかくの成長ホルモン分泌チャンスを無駄にしてしまいます。
飲食は、眠る2?3時間前に、すませておきたいですね。
まとめ
女性の美や健康を守るためには、ホルモン分泌ってとても大切な事ですね。
不摂生は今すぐにやめ、ホルモンが分泌しやすい健全な毎日を送って、更年期でも元気に若々しく過ごしていけたら良いですね。