更年期のつらい症状とは本当に多岐にわたります。

また、どんなにつらい症状であっても病気と判断されるものはわずかで、なんとも言えない不調が多いのが更年期ですよね。

そんな更年期症状に良く似た症状があらわれる皮膚病があることをご存知ですか?

放置すれば後遺症も残ってしまうことがあるその皮膚病は、早期発見、早期治療が大切なのです。

更年期症状と似た症状の帯状疱疹

更年期の不調の多くは、エストロゲンの減少による不調と、それに付随する自律神経の乱れから起こるものです。

症状としては様々ですが、肌の老化、肥満、便秘、めまい、頭痛、倦怠感、不安、不眠などが代表的なものです。

また、カラダのしびれや、ほてり、だるさなどもあげられます。

そして、更年期と間違われてしまうような症状が出る、帯状疱疹という皮膚病があります。

これは、子供の頃にかかった水ぼうそうが治っても、消滅せずに体内の神経節に潜伏するウィルスが原因の病気です。

神経節に潜伏し、長年息をひそめていたウィルスが、カラダの免疫力が低下した時に復活して悪さをするのです。

免疫の低下がおこる原因は、過度のストレス、疲労、病気などですが、女性の場合はホルモンバランスが乱れた時にも免疫力は低下します。

そうやって、復活したウィルスが帯状疱疹を起こさせるのです。

帯状疱疹の症状は?

帯状疱疹は皮膚病の一種です。

主な症状は、皮膚の一部にチクチクするような痛みが出て、次第に帯状に赤いブツブツや発疹が出ます

衣類やシャワーの水などが触れただけでも痛みが生じて、帯状疱疹の発疹ができている部分によっては、眠るのも困難な場合があります。

そして、この帯状の発疹の症状は、カラダの片側の一部分にできるというのが特徴です。

この帯状疱疹の症状は皮膚に関しての症状で、初期の症状として、しびれ、だるさ、ほてりなどもあります。

更年期症状と帯状疱疹症状は似ている?

上記にもある様に、帯状疱疹の初期症状としてしびれ、だるさ、ほてりがあることと、50代以上の女性がなりやすいという事から、更年期症状のひとつだと勘違いしやすいのです。

また、初期の皮膚への症状があらわれても、虫さされかなにかと勘違いしてしまう事もあるようです。

しびれ、だるさ、ほてり、この3つの症状が帯状疱疹によって現れることで、更年期症状のひとつと勘違いしてしまうのです。

帯状疱疹は発見が遅れ重症化してからの治療では、時間がかかり後遺症が残ることもあると言われています

そのため、更年期症状のひとつだと自己判断せずに、なにかおかしいと感じた時は、すぐに皮膚科などを受診する事が大切です。

更年期症状と帯状疱疹の違い

更年期症状と帯状疱疹の初期症状は似た部分があり、帯状疱疹の早期発見を見過ごしてしまうことがあります。

更年期症状と帯状疱疹症状の大きな違いは、帯状疱疹の場合は、しびれ、だるさ、ほてりの後に必ず皮膚異常が発生するという点です。

また、しびれやほてりなどの症状が出ている時点で、皮膚の一部分につっぱるような違和感を感じることもよくあります。

しびれ、ほてり、だるさと同時に皮膚がつっぱるような症状の感覚をおぼえたら、帯状疱疹を疑ってみても良いかもしいれませんね。

帯状疱疹は皮膚病ですので、皮膚科を受診すると良いでしょう。

治療方法は、抗ヘルペスウィルス薬を処方されウィルスの増殖を抑えます

この抗ヘルペスウィルス薬は、点滴や注射で投与される場合もあります。

後遺症を残さないためにも、自己判断は禁物!

更年期症状とは、様々で「更年期の症状はこれです」という決まりがありません。

その症状の種類や程度は人によって違い、更年期中のカラダの不調は「更年期だから仕方ない」「これも更年期のせいかな」などと思ってしまいがちです。

しかしながら、なんでも更年期のせいにして他の病気を見過ごしてしまっては、その後の健康に悪影響を与えてしまいます。

帯状疱疹の様に、更年期症状と似た症状が出てしまう病気は見過ごしがちです。

帯状疱疹後神経痛(PHN)

帯状疱疹は、放置して重症化してしまうと、帯状疱疹後神経痛(PHN)という後遺症が残ってしまう可能性が高くなります。

これは、帯状疱疹になった際に悪さするウィルスが、神経に痕を残してしまうのです。

それによって、帯状疱疹が治ったあとでも、痛みが残ってしまうのです。

帯状疱疹が治ってからも3か月以上、皮膚に痛みの症状が出る場合は帯状疱疹後神経痛(PHN)と診断されます。

痛みの種類や症状の度合いは人によって違いますが、常に痛みがあるという人もいれば、その痛みが治まったり、出たりを繰り返す人もいます。

また、帯状疱疹の痛みは「ピリピリ痛む」「チクチク痛む」「焼ける様に痛む」「電気が走るように痛む」などと様々な症状ですが、いずれにせよつらい後遺症となってしまいます。

重症化する前に病院へ!

この帯状疱疹後神経痛(PHN)は、高齢の人が帯状疱疹にかかった場合になったり、帯状疱疹が重症化してしまった人がなりやすいと言われています。

そのため、この後遺症を残さないためには、自己判断で更年期症状のひとつだと決めつけずに、いつもとなにか違うと思ったらすぐに皮膚科を受診しましょう。

まとめ

更年期女性は、様々なつらい症状に悩まされてしまう大変な時期です。

ですが、全ての症状を更年期のせいだと思わずに、健康管理をすることが重要です。

更年期に隠れた他の病気を重症化させず、毎日健康に過ごすためには何事も早期発見、早期治療が大切ですね。