歳とともに、卵巣機能は低下し、ホルモンバランスは乱れてしまいますね。

その結果、大切な女性ホルモンの分泌も減り、女性は様々なつらい症状に悩まされてしまいます。

病気ではないけれど、続く不調と付き合いながら、日々生活していかなければならないこの時期は、少しでもその症状を改善しようと、努めますよね。

ホルモン補充療法をするほどではないけれどつらい。

そんな時、低用量ピルを使用して、更年期を乗り切っている人もいます。

低用量ピルとは?

低用量ピルは、婦人科などで処方される薬で、ドラッグストアなどで購入することはできません。

ピルというと、避妊薬というイメージ、という人も少なくないと思いますが、生理痛や経血量の軽減などにも、効果を発揮してくれます。

また、女性ホルモンが配合されていることから、近年では、更年期症状で悩む人への、処方も増えています。

ピルと言っても、数種類があり、また、飲み方などもそれぞれ多少の違いがあるので、取り入れたいと考えている人は、医師の説明をしっかり聞いて用法用量を守りましょう。

ここでご紹介する低用量ピルは、高用量、中用量ピルと比べ、1錠中の女性ホルモンの配合量が、わずかです。

また、低用量ピルには2種類があり、カラダに与える女性ホルモン量が一定の1相性ピルと、日を追うごとに、カラダに与える女性ホルモン量が変わる、段階型ピルとがあります。

段階型ピルの中でも2段階、3段階がありますので、更年期症状の軽減に使用する場合は、自分の症状や、ライフスタイルに最も適したものを選べると良いですね。

ピルの飲み方は?

ピルは、ちょっと特殊な飲み方があり、他の処方薬のように、毎食後に何錠飲んで3日間、というようなものではなく、21日間飲んだら7日間は服用しない、というのが基本となります。

そのため、21錠が1シートになっているものが、ほとんどです。

また、飲み忘れを防ぐために、1シート28錠になっていて、そのうちの7錠は、偽薬となっているなんてものもあります。

これなら、確実に飲み忘れを防げますね。

なぜ更年期に低用量ピルが使われるの?

つらい更年期症状の多くが、エストロゲンの減少により、起こってしまいます。

そのため、症状のひどい人は、婦人科などでのホルモン補充療法を、おこないますよね。

ただ、更年期であっても、まだ閉経していない人や、症状がそこまでひどくない人で、ホルモン補充療法をするほどではない、というような人には、低用量ピルが有効のようです。

配合されるホルモン量が少ないため、副作用などを気にせず取り入れる事ができ、効果も高いため、婦人科などで処方される事があります。

たしかに、私の周りにも、30代後半から40代前半で低用量ピルを始めたという女性が、何人かいます。

更年期症状や、PMS(月経前症候群)の改善を期待して、飲んでいるようです。 

顔色が良くなって元気になったという女性もいれば、合わなかった、という女性もいます。

ホルモンバランスの乱れが、そろそろ気になる年齢ですが、ちょっと神経質な私は、もう少々考えたいところです。

どんな効果があるの?

低用量ピルは、避妊の他にも様々な効果があります。

エストロゲンと、プロゲステロンの両方を補うことができる低用量ピルは、卵巣機能の低下を予防改善防することができます。

また、更年期になると起こる生理不順を、改善する作用もありますので、生理が落ち着かず、不快を感じる人は、良いかもしれませんね。

その他、肌荒れやニキビの改善、貧血などにも効果があります。

ただ、低用量ピルはホルモン補充療法のように、減少するエストロゲンを多く補う治療とは違うので、めまいやほてり、多汗、うつ傾向などがひどい人は、向かないかもしれませんね。

更年期であっても、生理のある人は、低用量ピルから始め、閉経とともにホルモン補充療法に変えていく人も、多いようです。

医師としっかり相談したうえで、より良い治療法を選ぶと良いですよね。

本当に副作用はないの?

低用量ピルに配合される女性ホルモンは、効果のあらわれるギリギリの量で、抑えているようです。

そのため、重大な副作用はない、と言われていますが、服用することで、妊娠したカラダと同じような状態になるため、吐き気や頭痛、めまいなどを起こす人も、いるようです。

また、ピルを飲むと太る、という話を良く聞きますね。

太ることに関して、ピルが直接的な影響を及ぼしていることはない、と言われていますが、プロゲステロンを与える事で、その影響を受ける事は、あるかもしれません。

プロゲステロンは、生理や妊娠に備えて、体内の栄養不足を防ぐ作用のある、ホルモンでもあります。

そのため、細胞内の塩分や水分を増やし、代謝を遅らせようとするので、その影響ではないかとも思われます。

私は、生理前になると、必ずこのプロゲステロンのおかげで、2?ほど太りますし、かなりむくんで、毎月イヤな思いをしています。

もしかしたら、そんな状態になるのかもしれませんね。

ただ、これらの副作用は、低用量ピルを服用した人すべてに出るというものではありません。

毎日のつらい症状を我慢して、その後の更年期症状を悪化させてしまうよりは、取り入れてみて、試してみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

女性の40代、50代は、カラダが変化していくデリケートな時期ですよね。

健康的な毎日を送るためには、食事や運動だけでは、頼りない部分も出てきます。

そんな時は、自分に必要な治療などを考えるのも、大切なことですね。