女性は30歳をすぎるころから、カラダがとってもデリケートになっていきます。

卵巣機能の低下も少しずつ始まり、年齢的にも、仕事やプライベートでの立場や環境も変わりやすく、ストレスや不安を抱えやすくなり、それが不調をまねいたりとするものです。

また、40代、50代は更年期の心配や生活習慣病、女性特有の病気なども、気にかけなければなりませんよね。

特に、更年期になると「カラダの不調は更年期のせい」と思いがち。 

そんな更年期症状の裏には、何か他の病気が隠れていることもあるかもしれません。

甲状腺機能障害に要注意!

甲状腺機能障害には、2つの種類があります。

1つは、何らかの原因で甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、それがカラダに悪さをしてしまう病気です。

甲状腺機能亢進症といって、バセドウ病とも言われます。

この場合の主な症状は、動悸、多汗、疲労感、倦怠感、イライラ、不安症、生理不順などです。

もう1つは、甲状腺機能低下症といって、甲状腺ホルモンの分泌低下や、甲状腺自体の機能が低下してしまう病気です。

この場合の症状は、肌の乾燥、冷え、倦怠感、体重増などです。

この様に、甲状腺機能障害の症状は更年期症状によく似ています。

そのため、症状があらわれても「きっと更年期だわ」と見す過ごしがちです。

実際、私の知人も「更年期がひどい」とずっと悩んでいましたが、医療機関で検査したところ、甲状腺機能亢進症が発覚しました。

これらの病気は、すぐに生死をわけるという、重大なものではありません。

しかし、甲状腺機能亢進症の場合、ヨウ素の影響を受けやすいため、海藻類は控えなければなりません。

一方で、更年期は、海藻類は積極的に摂った方が良いので、更年期と思い込み海藻類をたくさん食べてしまえば、病気が悪化してしまう可能性も出てしまいます。

更年期症状のケアなどをしてはいるものの、なかなか効果があらわれない、という人は、一度検査をしてみると良いかもしれませんね。

PMS(月経前症候群)かも?!

PMSは、生理の1?2週間ほど前から様々な症状に悩まされ、生理終了後には、その症状も治まっていくというものです。

人によって症状の種類や重軽度は違いますが、主には、頭痛、吐き気、めまい、倦怠感、冷え、食欲増進、喉の渇き、イライラ、不安、といったものです。

激しい腹痛を訴える人もいますし、肌あれに悩む人もいます。

人によって、まさに更年期症状、という具合になってしまう人もいるでしょう。

20代や30代前半であれば、これは生理前だからだと考えることもできますが、40代、50代では更年期ではないか?と疑ってしまっても、仕方ありませんよね。

生理が終了すると同時に、これらの症状も治まるようであれば、PMSです。 

生理後も続くのであれば、更年期を疑って、婦人科などで検査を受けてみても良いかもしれませんね。

ただ、PMSも更年期症状も、生活習慣の改善などで軽減することができます。

そのため、どちらであっても、健康的な毎日を心がける必要があります。

私は、PMSが、それはそれはひどかったのですが、冷えや、食生活、睡眠の質などを改善した結果、この症状がかなり軽減されました。

特に冷えは、PMSの格好のエサとなるのだな、と実感しています。

自律神経失調症

自律神経失調症は、ストレスやプレッシャーの多い生活や、長期にわたる不規則な生活の果てに、自律神経のバランスを保てなくなり、不調が及ぶという病気です。

これは、生活環境の変わりやすい30代以降の女性に多く、自律神経にホルモンバランスが大きく関わることがしられています。

そのため、「女性の方が発症しやすい」と言われています。

自律神経の交感神経と副交感神経がバランス良く発動せず、どちらか一方ばかりが優位になってしまい、不眠、ほてり、のぼで、多汗、精神不安、などがあらわれます。

イライラや便秘、食欲不振なども起こり、まさに更年期症状と同じ様な状態になります。

というのも、エストロゲンの減少で始まる更年期症状のひとつに、自律神経失調症があるからです。

ひどい場合は、医療機関での治療を必要とされます。

しかし、これは薬や漢方で症状の軽減をしていく、ということが主なものとなり、自律神経失調症自体を治すものではありません。

そのため、自分でも気を付けなければならない事が、たくさん出てきます。

自立神経はストレスや疲労、ホルモンバランスの乱れに、とても弱いものです。

そのため、ストレス発散や、休息が大切です。

また、ホルモンバランスを安定させるためには、バランスのとれた食事に改善する、睡眠時間をしっかりとる、など生活を変えていく必要があります。

うつ病も更年期と似てる?

うつ病になってしまう原因は、未だこれという医療的根拠は、明確にはされていません。一般的には、環境や心的要因、身体的要因で発症すると、考えられています。

ストレスや強いプレッシャーなどがかかる環境に長期身を置いた時や、人間関係での大きなトラブルがあった時など。

また、身体的要因としては、脳血管障害やがん、感染症などの病気が、原因となることもあります。

ホルモンバランスの大幅な乱れにより、うつ傾向になる人もいますね。

うつ病の症状は、気分の落ち込みや、精神不安、何事にも興味がなくなるなどの他、頭痛やめまい、吐き気も起こり体重の増減などもあります。

これもまた、更年期症状に良く似ていますよね。

ただ、うつ病はうつ病としてしっかりケアしなければ、悪化してしまうケースもあります。

そのため、「更年期だと思っていたけどなんだかおかしい」と少しでも思った時は、専門のクリニックを受診してみると良いですね。

まとめ

更年期は、本当に多くの症状に悩まされてしまう時期です。

しかし、その症状に潜む他の病気を見過ごさないためにも、自分の少しの変化にも気づけるよう、意識していることが大切ですね。

他の病気を防ぐためにも、自分が本当に更年期障害なのか検査をしてみるのも、健康のためには必要かもしれませんね。