女性なら誰しも、基礎体温チェックをしたことが、あるのではないでしょうか?

分泌するホルモンの違いや、生理の前後、妊娠など、カラダのリズムによって、体温は低温期と高温期を繰り返し、女性の様々な機能は正常に働きます。

ところが、更年期になり卵巣機能が低下することで、その基礎体温のリズムは崩れ、バラバラになり、やがて高温期を向かえなくなります。

基礎体温チェックは、妊娠のためだけでなく、自分の体調を把握するにはとても大切なこととなります。

低温期と高温期

基礎体温の低温期と高温期は、どの様な周期で繰り返されていくのでしょうか。

低温期とは、生理の始まった日から、次の排卵日までの約14日間で、この時期はエストロゲンの分泌が活発になります。

生理終了後は、生理前のような倦怠感や膨満感などが無くなります。

前向きな気分になって、カラダも活発になるのは、この時期多く分泌される、エストロゲン作用のおかげです。

高温期とは、排卵日から次に始まる生理までの約14日間で、この時期はプロゲステロンの分泌が活発になります。

生理前に、だるくなったり食欲が異様に増してしまうのは、このプロゲステロンのせいです。

ただ、プロゲステロンはカラダに悪いことばかりではありません。 

子宮内膜を厚くして、妊娠しやすいカラダに導く、という重要な役割も担っています。

この様な周期で、低温期と高温期を繰り返すことが、正常な基礎体温のリズムとなります。

女性のカラダのリズムは、主に、月経期、卵胞期(低温期)、排卵期、黄体期(高温期)と繰り返していくので、その都度体温が変化していく様になっています。

ところが、更年期は、この周期は徐々に乱れ、やがて高温期が短くなり、低温期の方が長くなっていきます。

更年期はなぜ低温期が続くの?

女性は30歳を過ぎた頃から、徐々に卵巣の機能が低下し始めます。

そして、40代頃からの更年期には、その機能はさらに低下し、50代では閉経を迎え、排卵しなくなります。

高温期は、排卵日から次の生理までですが、更年期は徐々に排卵しなくなっていきますので、この高温期が短くなったり、なくなったりとします。

また、基礎体温は低温期のままで、高温期になることがなくても、生理は来るという場合は無排卵月経となります。

20代や30代でこのような状態になる場合は、黄体機能不全の可能性が高いので、医療機関での検査治療が必要です。

ただ、更年期の場合であれば、自然なことですので、そう心配することはありません。

このまま、閉経へと向かう可能性が高いので、その前触れと受け止めても良いかもしれませんね。

デリケートな女性のカラダは、体温とともに変化し、ホルモンバランスで左右されるものです。

自分の体調や生理などの管理をするには、やはり基礎体温はチェックはしてみると良いですね。

更年期でも基礎体温はつけるべき?

「基礎体温を付ける」と聞くと、妊娠するための大切なケアと思いがちですが、更年期に入ってから基礎体温を付けるというのも、重要なことです。

例えば、上記にもあるように、生理は来るが高温期がない、という状況を見ることができれば、閉経が近いことを確認できます。

また、基礎体温と一緒にその日の体調も付け加えていくことで、体温の変化によって、更年期の自分にどういう症状が出るのかを、見極めることができます。

そうすれば、更年期症状の悪化を防ぐこともできますし、改善方法などもより具体的になっていきますね。

更年期の基礎体温は、低温期も高温期も2週間程度というような、規則正しいリズムではなくなってきます。

高温期が短くなったり、その短い高温期ですら安定して保つことができず、基礎体温が周期に関係なくバラバラになっていきます。

人は、自ら体温調節をして健康を保つ、という部分がありますから、自分の毎日の体温状態と健康状態を把握しておくのは、良いことですよね。

更年期は特に低温期が続き、冷えなどの心配も出てきますので、体温をチェックしながら、より良い冷え対策をしていけると良いですね。

基礎体温を正常にするには?

更年期になり、バラバラになってしまう基礎体温を正常に戻すのは、少々難しいことです。

女性のカラダは、歳とともに卵巣機能が低下していく。

これは、当たり前の現象です。

その自然の流れをとめて、いつまでも20代や30代の頃と同じ体質を保つ、ということはとても大変なことです。

ただ、排卵や分泌するホルモンによって変動する基礎体温は、ホルモンバランスをなるべく健康的に保つことで、悪化を防いだり、遅らせたりすることはできますよね。

そのためには、毎日規則正しく健康的な生活をするよう心がけ、ホルモンバランスが乱れる原因を、ひとつひとつ削除していくことが大切です。

過度な疲労、ストレス、暴飲暴食、運動不足、こもりがちな毎日、忙しすぎる毎日、睡眠不足など、思い当たるものは、どんどん改善していきましょう。

まとめ

更年期とはいえ、閉経前の女性なら、少ないながらもエストロゲンの分泌はされます。

そのわずかなエストロゲンの良い作用を得るためにも、それを後押しする、健やかな生活はとても大切です。

規則正しい生活に、ぜひ、基礎体温のチェックを取り入れてみてはいかがでしょうか。