更年期世代の女性は、カラダの様々なつらい症状に加えて、肌トラブルも増えてしまいます。

加齢により、体内の多くの栄養素や成分は減り、そのために肌はいつだって不調気味、なんて事はありませんか?

ちょっと寒くなると背中や腕などが痒くなる、温めれば今度は太ももが痒くてたまらない、などなど。

季節の変わり目や乾燥する季節などに、肌がざわついて、痒いしカサカサ。

つらいですよね。

そんな更年期女性の肌は、なぜ痒くなってしまうのでしょうか。

ヒアルロン酸の減少による痒み

保湿やハリ肌にケア欠かせない、コラーゲンやヒアルロン酸。

これらは、化粧品に含まれるだけではなく、人の肌にもともとあるものです。

中でも、ヒアルロン酸は、肌内部の水分をしっかり守り、潤いを保ってくれます。

そのため、このヒアルロン酸が十分に肌にあれば、肌は潤いで守られ、乾燥による肌トラブルを予防することができます。

ところが、加齢により、このヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどを作り出してくれる肌細胞の働きは低下して、十分に作り出せなくなってしまいます。

そのため、肌は乾燥しやすく、痒みを伴ってしまうようになるのです。

冬や季節の変わり目に、やたらと腕や脚、背中などが痒くなってしまうのは、この様に潤い不足が原因です。

かいてもかいても、痒みが治まらず、かきくだしてしまうなんて事も少なくありませんよね。

セラミドの減少による痒み

セラミドとは、肌の一番外側で肌全体を守る、バリアの様な働きをしていて、その水分保持力は、ヒアルロン酸よりも格段に上です。

肌の水分の、約80%を保持する力があります。

ですが、このセラミドは、正常なターンオーバーを繰り返すことで、満たされていきます。

セラミドが十分にある肌は、肌内部の水分をしっかり守り、外からの刺激からも守られます。

ですが、こちらもまた、加齢による肌のターンオーバーの乱れで、減少してしまいます。

バリア機能を担うセラミドが減少する事で、肌内部の水分も減少し、また、外からの刺激を直に受けてしまうので、痒みが出てしまいます。

更年期の女性は、どうしても乾燥しやすい肌となって、乾燥による痒みに悩まされてしまうものです。

更年期の肌の痒み対策

乾燥が主な原因となる、更年期の痒み。

歳だから、仕方がないと、諦めてしまわなくても大丈夫です。

毎日しっかりお手入れする事で、改善されていきますよ。

洗いすぎない

一日の汚れは、石鹸などを使ってしっかり洗い流したいものです。

しかし、強い洗浄力のある石鹸などで、ゴシゴシカラダを洗ってしまうと、肌のバリア機能は壊れてしまいます。

また、潤いを守るために必要な、皮脂も取り過ぎてしまいます。

カラダを洗う時は、肌に優しい天然由来の石鹸や無添加のものを使用して、洗うタオルも肌に優しい柔かい素材のものにしましょう。

また、痒みや乾燥がひどい時は、シャワーでカラダを流すだけにしておきましょう。

それだけでも汚れは落ちますので、皮脂の取り過ぎ、バリア機能低下には注意してバスタイムは過ごすと良いですね。

しっかり保湿する

お風呂あがりは、カラダに残った水分が蒸発する際に、自分の肌の水分も一緒に蒸発してしまいます。

全身しっかり保湿するために、化粧水やボディークリームなどで、肌を整えてあげましょう。

ヒアルロン酸配合のものや、セラミド配合のもなども多く販売されていますから、肌に合う保湿剤を使って、しっかり保湿してあげることが大切です。

また、セラミドには数種類がありますが、肌をしっかり保湿できるものは、セラミド1、2、3です。

化粧品の成分表に、「セラミド1」や「セラミド2」などと表示されているものを選ぶと良いですね。

衣類に気を配る

バリア機能が低下した肌は、ちょっとした刺激にも反応してしまうものです。

合成繊維などの、衣類が肌にあたっただけでも、痒くなってしまう事があります。

下着や肌着などは、なるべく肌に刺激の少ない、天然素材のものが良いでしょう。

シルクやコット100%のものを選んで、直接肌にあたるものには気を配ってあげると良いですね。

ビタミンCを摂る

ターンオーバーが乱れることで、セラミドの生成がうまくいかなくなってしまう更年期は、ターンオーバー促進作用のある、ビタミンCを積極的に摂取すると良いでしょう。

乾燥した肌は、外から水分を補うケアがとても大切ですが、体内のバランスが崩れやすい更年期は中からのケアも大切です。

食事でビタミンC豊富な食材を取り入れて、しっかり摂取したいですね。

レモン水を作って、水分補給はレモン水でしたり、食事メニューにはサラダを必ずプラスしたり、朝はフルーツを食べても良いです。

食事だけではなかなか取れない場合は、サプリなどで摂取してもよいでしょう。

ひどい場合は皮膚科へ

乾燥がひどく、自分での保湿ケアだけではどうにもならない、というひどい場合は、皮膚科を受診するのも良いでしょう。

乾燥は悪化すると、かいてしまった部分が傷となり、感染症などの心配もあります。

最近の皮膚科には、ドクターズコスメなども多く、ひどい乾燥に効果のある高保湿の化粧水なども出してくれますから、相談してみるのも良いですね。

まとめ

肌の乾燥、痒みは、夜も眠れなくなるほどつらい時もありますよね。

足りない成分を補って、痒みの改善をしていけば、毎日が過ごしやすくなりますね。