性格や体質、病歴などは遺伝する、なんて話を、よく耳にしますよね。

じゃあ更年期障害も遺伝性のものなの?って、思ってしまいませんか?

でも、更年期障害と遺伝の関係性は、ほとんどないと、言われています。

母親がひどい更年期障害を体験したら、自分ももしや、と思ってしまうのは、当然のことでもあります。

しかし、更年期障害には、他の原因がありますので、それをぜひ知って、更年期障害の予防改善をしていきましょう。

更年期障害は遺伝ではない?

更年期とは、40代、50代で、卵巣機能の低下によりエ、ストロゲンが減少し、閉経へと向かう時期です。

また、この時期に様々な症状に悩まされ、心やカラダのバランスを崩してしまうことが、更年期障害です。

この更年期障害は、更年期以前や、その最中に受ける疲労やストレス、生活習慣などによって、その症状の種類や重軽度が異なります。

そのため、遺伝的なものではなく、どう生きて来たか、どう過ごしてきてかで、変わってきます。

ただ、遺伝といえば、性格や体質が似ますよね。

そのため、どういったことでストレスを受けてしまうか、ストレスに対してどれだけの受け皿があるか、という部分は、親子で似ることはあるでしょう。

ならば、更年期障害を引き起こしてしまう原因などは、同じ様なものになることは、あるかもしれませんよね。

母親が冷え症であれば、その血を受け継ぎ、自分も同じように冷え症に悩んできた、ということもあるでしょう。

そういう点で、更年期の症状を悪化させやすい体質、は似ているという部分も、あるかもしれません。

ただ、更年期障害自体のDNAを、引き継ぐということは、ありません。

私も、母親の体質にそっくりで、すぐに頭痛を起こしてしまうところなんかは、よく似ています。

「もう、どうして」と思ったことは、数知れず。

ですが、そんな経験をし、母親をよく見ているからこそ、「気を付けなければいけない」という意識も、高まるものです。

思い込むことで更年期障害を引き寄せる

「遺伝」という言葉は、安心するにも不安を抱くにも、便利な言葉です。

ちょっとクセのある性格である時、「遺伝だから仕方ない」といえば、自分の中で、なにか少し楽になる事ができますよね。

一方で、母親が、なにか大病した時は、「これも遺伝するの?」と、心配になるものです。

これは遺伝だから、私もひどい更年期障害になってしまう。

自分の母親が、ひどい更年期障害に悩まされているのを、目の当たりにしてきた人は、そんな風に、思いこんでしまうかもしれませんね。

更年期障害に対して、不安や恐怖を大きく抱いてしまう事で、それが、心労になってしまいます。

更年期は、ストレスや疲労にとても敏感ですからね。

そんな心労などによって、更年期障害を引き寄せてしまう、なんてこともあります。

親子であっても、これまでの生き方や、そこで積み重ねてきた経験は異なり、そこから形成される人格は、別物です。

母がそうなら私も、なんて事は考えず、「遺伝」と言う言葉に、神経質にならないように、気を付けましょう。

母親の更年期障害がひどかったなら

更年期障害になる、ならないには、上記にもある様に、これまでのストレスや疲労、生活習慣などが、大きく関わってきます。

それに加えて、生活の大きな変化などで、心にポッカリ穴が開いてしまう、なんて理由もあります。

大事に育ててきた子供たちが独立して、寂しくなってしまった、長年連れ添った夫に先立たれてしまった、これまで頑張ってきた仕事をやめた、などなど。

自分が多くを費やしてきたことが、ふと無くなったことで、心に大きな穴が開き、心身のバランスを崩してしまい、更年期障害へとつながることがあります。

そんなふうにして、更年期障害とは、やってくるものです。

自分の母親が、更年期障害になってしまう過程や、つらい症状に悩まされている姿を見てきた。

そうであれば、それを反面教師として、気を付けるべき点を知り、防ぐことができます。

寂しい思いから、なってしまったのであれば、自分は、更年期の生きがいを、見つけておくように心がけてみましょう。

疲労やストレスを抱えながら、なってしまったのであれば、自分は、ストレスや疲労を溜めないように、意識していきましょう。

生活習慣の影響なら、規則正しい生活を、食生活の悪さからなら、バランスの良い食事を、など。

気を付けていけば、更年期障害を予防改善することができますよね。

更年期障害は誰にでも起こり得ること

更年期障害は、遺伝との関係性はありません。

逆を言えば、母親がほとんど更年期障害に悩まなかった、という人も、更年期障害になってしまう事だって、あるわけですよね。

更年期障害とは、女性なら、誰にでも起こり得ることです。

やはり、女性として、更年期を意識する年代からは、生活習慣などを改善して、予防していけるよう心がけると良いですね。

若い頃から、PMS(月経前症候群)がひどかったという人は、なりやすいと言われています。

また、悩みやすい人やストレスを溜め込みがちな人も、更年期の不眠やイライラも重症化しやすい、とも考えられます。

40代以降は、少々肩の力を抜きながら、健康面にも気を配って、過ごしていきたいですね。

まとめ

更年期障害は「遺伝」、と考えてしまうと、逃れられないのでは?と思ってしまいがちです。

しかし、健康維持とは、自分の努力次第で、大きく変えていくことができます。

元気にイキイキと、40代、50代を過ごすためにも、様々なケアを試みたいですね。