更年期頃の多くの女性に朝起きがけ、手のこわばりを感じる方がいらっしゃいます。

今まで感じたことのない症状が現われ、戸惑ってしまいますね。

この記事ではそんな更年期の手のこわばりの原因と対策、関節リュウマチ症状との違いについて詳しくご紹します。

更年期の手のこわばりとは?原因は?

閉経頃になると卵巣機能が衰え、急激に女性ホルモンが減少することで起こる症状に、朝の手のこわばりがあります。

更年期の手のこわばりは閉経後の半年頃が最も強い症状が現われ、閉経後数年で徐々に消えていきます。

朝の両手に起こる手のこわばりを、朝のこわばりをといいます。

更年期の手のこわばりの症状は、関節に痛みを伴う事がありますが、一般的に腫脹が伴っていないのが特徴です。

また、握力がないために牛乳パックを開けられない、ボトル等の蓋が回せない、持った茶碗やコップを落とす等考えられない事が出てきます。

この症状改善には、朝起きた時に結んで開いての歌を歌いながらグーパーグーパー運動を繰り返すことで握力が回復します。

エストロゲンの減少で骨粗鬆症に

閉経頃に女性ホルモンエストロゲンの減少で骨密度が低下し、骨粗鬆症になる方の80%が女性の方になります。

女性ホルモンエストロゲンには、骨の新陳代謝で破骨細胞が古い骨を壊す、骨吸収を緩やかにし骨からカルシウムが溶け出すのを押される働きがあります。

骨の新陳代謝は古くなった骨をメンテナンスし、新しい骨に生まれ変わっています。この骨の生まれ変わりをリモデリング(骨改変)といいます。

健康な骨は骨吸収(骨を壊す働き)骨形成(骨を作る働き)のバランスが保たれていることです。

このバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ると骨粗鬆症になり、骨がもろくカスカスな状態になります。

骨粗鬆症になると背丈が縮み、腰の痛みや背中が曲がる等の症状が現われ、転倒もしていないのにいつの間にか骨折したりします。

骨にはカルシウムを備蓄する力があります。

血液中のカルシウムが足りないと骨からカルシウムが溶け出して補います。カルシウムの多い桜エビやプロセズチーズ、しらす干しなど多く摂りましょう。

関節リウマチの症状

関節リウマチの初期症状の特徴は、朝起きて1時間ほど朝のこわばりが出ます。

このこわばりは重い物をもつと手がしばらく曲げられない、また重い物を長く持つと手が開けなくなります。

リウマチは全身の関節に症状が出ますが、特に手指の第二、第三関節のはれぼったく動かしにくい症状が見つけやすい場所になります。

指の関節の腫れは紡錘形(円柱形で真ん中が太く両端が次第に細くなる形)で、指で押すとゴムのような弾力があります。またリウマチの関節の腫れは、左右対称に現われるのが特徴です。

この様な症状が疑われたら、まず専門医にご相談してください。

手のこわばりと関節リウマチの違いの見分け方

リウマチの診断基準には、関節の腫れと痛み血液検査1ヶ月半以上続く関節炎炎症の程度にあります。

以前は朝の手のこわばりが、リウマチの診断基準の重要な項目になっていました。

しかし、2010年にリウマチの診断基準から、こわばりがなくなっています。

女性に多いばね指手根管症候群、骨粗鬆症などの病気が、更年期の女性ホルモンの変動する時期に起きやすいことが知られています。

朝の手のこわばりも女性ホルモンのエストロゲンの減少が影響して起こる症状です。

しかし、朝の手がこわばるや手がむくんでいる症状は、リウマチの初期症状にも起こります。

この様にリウマチと更年期の手のこわばりの初期症状が似ています。症状が続く方は専門の医師にご相談してください。

手のこわばりや関節痛はコラーゲンの減少

女性ホルモンエストロゲンの減少はコラーゲンに影響を与え、コラーゲンの弾性や柔軟性など機能低下を来たし、腱の肥大化や腱鞘が厚くなり、筋肉がこわばり動きにくくなります。

この様に女性ホルモンの減少からコラーゲンが育成出来なくなることで、更年期の手のこわばりや関節の痛みなどが起こります。

関節痛は骨と骨の表面にクッションの役目をする軟骨が、加齢によりすり減り土台の骨も変形し痛みが出てきます。

エストロゲンには骨を強くする働きがあります。エストロゲンと似た働きのイソフラボンはコラーゲンを増やし新陳代謝を高めます。豆乳や豆腐など摂りましょう。

手のこわばりや関節痛はバランスの良い食事で改善

更年期の手のこわばりや関節痛には、バランスの良い食生活でホルモンの乱れを改善しましょう。

関節の痛みにコラーゲンが有効です。コラーゲンを作るにはタンパク質ビタミンCが必要になります。

関節の痛みにグルコサミンコンドロイチンが効くといわれています。

グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲン等一緒に働く成分をバランス良く摂ることで良い結果が期待出来ます。

すり減った軟骨修復には多くのタンパク質を摂ることが重要です。

では、次は手のこわばりや関節に良い食材を紹介しますね。

コラーゲンを多く含む食材

煮こごりや軟骨、鶏の皮やクラゲ、なまこなど

グルコサミンを多く含む食材

蟹やエビの甲殻類(カラの部分にグルコサミンの素となるキチンが含まれています)

グルコサミンの構成成分プロテオグリカンを多く含む食材

ドジョウやナマコ、納豆や里芋など

タンパク質を多く含む食材

かつお節や煮干し、しらす干しや肉、卵など

ビタミンCを多く含む食材

ブロッコリーや味付けのり、芽キャベツや茶葉など(なお、ビタミンCは4gから6g/1日必要です。)

*グルコサミンのカニやエビは殻を砕いて食べることはないので、食事からは難しくサプリメントを活用される事が多いです。

手のこわばりや関節痛は運動で改善

手のこわばりや関節痛は、安静にしていても改善されません。少し痛くても体を動かし血流を改善しましょう。

軟骨成分は運動などで圧力が加わり、細胞分裂により増えていきます。

この様に体を動かすことで血流も改善され、軟骨細胞が血液から酸素と栄養を摂る事ができ、結果弾力を生み出す成分が分泌できるのです。

朝の手のこわばりには、朝起きてすぐグーパーグーパをしっかり5回から10回行うことで、体の血流を改善することが出来ます。(グーパ運動の際、結んで開いての歌を歌いながらすると、手に力が入りやすいです)

手のこわばりは首のゆがみ?

首のゆがみが手のこわばりに関係していることがあります。頸椎の神経の働きが悪く、筋肉の緊張や弛緩がうまく調節できない為に手にこわばりが起こります。

手に行く神経や血管が頸から出ており、頸が悪いと手のこわばりに影響しやすくなります。

また変な姿勢から頸椎に負担がかかり、手や足にこわばりが出ることがあります。

症状が続くようなら、専門医にご相談くださいね。

手のこわばりの原因がストレス

更年期の女性に多いストレスは、女性ホルモンの減少から自律神経が乱れて起こります。

このストレスから手のこわばりや冷え症肩こり不眠症などの症状が現われます。

お風呂にゆったりと浸かり温もって、ストレスや冷え症、血の巡りを良くし、手のこわばりや関節痛を改善させましょう。

またお風呂に入りながら、こわばった手や足のふくらはぎをマッサージし、血液の流れを良くすることで手のこわばりや関節痛の改善に効果を現します。

サプリメントでホルモンの乱れを整える

更年期の女性ホルモンエストロゲン補充に有効な成分

  • マカ
  • プラセンタ
  • 大豆イソフラボン
  • 高麗人参
  • ローヤルゼリー
  • エクオール
  • 田七人参

一口に女性ホルモン補充サプリメントといっても、現在多くのサプリメントが出回っています。

上記ご紹介しました成分は、更年期の女性ホルモン補填に有効に働く人気の成分です。

これらの含まれるサプリメントを活用されるのも、一つの手段になります。

まとめ

今回は更年期や手のこわばりと関節リウマチの症状との違いやその対策についてご紹介しました。

朝起きて手がこわばりや関節が痛いと、本当に悪い病気でないかと心配や不安で1日のスタートが出来なくなってしまいます。

更年期の手のこわばりはエストロゲンの減少によるもので、閉経後数年で症状がなくなります。

朝起きたら手を結んで開いてを歌いながらグーパーグーパー運動を行ってください。血の流れが改善され動きが滑らかになります。

またバランスの取れた食事や少し痛くても運動を行い、生活の中で手のこわばりや関節の痛みを改善する工夫で、更年期を乗り切ってみましょう!