「女性ホルモンといえば、エストロゲン」ということはもう浸透しています。

このホルモンが女性にとっては、とても必要なものであるということも、多くの人が知っていますよね。

このエストロゲンが、私たち女性のカラダに、しっかり作用するために重要な、エストラジオール、という成分があることを知っていますか?

更年期の血液検査などでは、このエストラジオールの数値を調べるほど、重大なものです。

いったいこれは、どのようなもので、どんな特徴や働きがあるのでしょうか。

エストラジオールとは

エストラジオールとは、エストロゲンを構成する主成分のひとつです。

この他、エストロン、エストエリオール、を合わせた3つが、主な成分となります。

また、エストラジオールは他の2つの主成分と比べると、エストロゲンへの作用は、エストロンの10倍、エストリオールの100倍もあると言われていて、女性にとっては、とても重要なものとなります。

更年期になったかどうか、閉経を迎えたかどうか、などを調べる際の血液検査では、このエストラジオールの数値を調べる事になります。

また、卵巣機能障害などの検査も同じです。

エストロゲンが女性の美容、健康維持に欠かせないと言われていますが、そのエストロゲンを左右するのが、このエストラジオールということです。

なんだか、陰の大物という感じがしますね。

また、女性の血液検査の指標となるものですから、やはり基準値、というものがあります。

ただ、この基準値は、卵胞期や排卵期などで変動します。

生理周期を28日とした場合のエラストジオールの数値は以下のようになります。

卵胞期の約14日間:12?70pg/ml

14日目にあたる排卵期:70?300pg/ml

14日目?28日目までの黄体期:70?230pg/ml

そして、閉経後には、10pg/ml以下となってしまいます。

やはり、更年期にはエストロゲンが急激に減少するため、エストラジオールの数値も、グッと下がるものですね。

減ってしまったら?増えすぎたら?

卵巣から分泌して、女性のカラダの様々な機能をサポートするエストロゲン。

その主成分となるエストラジオールが、更年期や卵巣機能の障害などにより、減ってしまったら、それはエストロゲン自体も、減少していることとなります。

そのため、カラダには様々な不調や変化が起こるでしょう。 

また、肌老化なども始まっていきます。

それらの症状がひどい場合は、医療機関でのホルモン補充療法などで、エストラジオールを増やす治療法があります。

一度検査を受け、適切なホルモン療法を受けてみても、良いかもしれませんね。

また、エストラジオールが、基準値よりも大幅に増えてしまう事もあります。

これは一見、エストロゲンの良い作用がたくさん受けられて良い!と思ってしまいそうですが、「エストロゲン産生腫瘍」という病気が、原因の場合があります。

これは、エストロゲンを過剰に分泌させてしまう腫瘍ですので、自然とエストラジオールの数値も上がりますが、手術などで腫瘍をとってしまえば、数値も徐々に下がっていきます。

減ってもいけないし、増えすぎてもいけないなんて、絶妙なバランスを保つのって、とても難しいですね。

でも、そんなデリケートなものだからこそ、私たち女性のカラダや肌、精神状態を正常に保つことができるのかもしれませんね。

エストラジオールの数値が下がるのはどんな時?

エストラジオールの数値が下がるのは、主に閉経後です。

これは、加齢による卵巣機能の低下で、エストロゲンの分泌がガクッと減ってしまうからです。

また、女性は30歳を過ぎると、卵巣機能の低下は徐々に始まり、ホルモンバランスを崩しやすくなってしまいます。

そのうえ、職場やプライベートでの悩みなども、増えがちですよね。

そのため、更年期や閉経後でなくても、ストレスや疲労などでエストロゲンの分泌が減り、エストラジオールの数値も、下がってしまいます。

それにより、30代であっても、更年期と似たような症状があらわれてしまうことがあります。

エストラジオールや卵巣機能は、ストレスや疲労に非常に弱い、ということですよね。

大事な機能や成分を守るためにも、休息や癒し、気分転換は、とても大切ですね。

エストラジオールの数値を正常に保つために

エストロゲンが減少することで、エストラジオールの数値も下がっていきます。

そのため、この数値を正常に保つ為には、卵巣機能を低下させない事、ホルモンバランスを整えること、が大切です。

それには、やはり冷えや血行不良を防ぎながら、健康的な生活をして、ストレスからも解放されることが重要です。

ストレスは、忙しい毎日の中では、なにかと受けてしまうものですが、それをそのまま抱え込むのではなく、発散させてあげられると良いですね。

また、大豆製品や野菜、穀類、時には肉などを摂りながら、しっかり栄養のある食事を心がけることが大切です。

睡眠時間を削ったり、疲れたカラダにムチ打って頑張るのではなく、休息しながらメリハリのある生活を送ることが、大切です。

まとめ

更年期、特に閉経後は、誰しもエストラジオールの数値が下がることでしょう。

でも、それは女性であれば、自然の流れです。 

驚いたり、ショックを受けたりするようなことではありませんが、その後の自分の健康のために、やれることはやっておきたいですよね。