めまいは更年期障害の症状の中で多くの女性が体験する一つと言われていて、3人に1は症状を自覚しているとも言われています。

めまいの種類もいろいろあり、症状の重みも人によって違います。

代表的なめまいの種類としては立ちくらみ。これはイメージできるかと思いますが、その他浮動性めまいと言ったものもあり、フワフワと浮いた感覚におそわれ、真っ直ぐ歩けなくなってしまいます。

また、回転性めまいは壁や、天井がぐるぐると回っているように感じ、吐き気も伴いやすいです。一口にめまいと言っても、めまいだけでなく他の症状も引き起こしてしまいます。

ここでは、そんな更年期に起こりやすいめまいの種類やめまいや立ちくらみの起こる原因、更に予防対策について詳しくご紹介していきます。

めまいはなぜ起こるのか

閉経期頃になると女性ホルモンの分泌が減少してきます。

女性ホルモンのバランスが乱れると、ホルモンをコントロールしている脳視床下部機能が低下し、上手く指令が出せなくなり結果自律神経にも影響が及びます。

自律神経の混乱が血管運動系*(血管収縮神経と拡張神経)機能に影響し、血圧が不安定になります。

このためにめまいや立ちくらみの症状が起こるのです。

*血管運動系とは血管の収縮神経と拡張神経の総称。血管収縮神経は血管壁の緊張を高め血管を収縮させます。このため血圧は上昇し、活動が低下すれば血圧が下降します。因みに拡張神経は血圧調整に関係ありません。(ブリタニカ国際大百科事典)

更年期のめまいの特徴

更年期障害のめまいには、浮動性回転性めまいがあります。

また、めまいとともに立ちくらみや耳鳴りなどの症状も現れることがあります。

浮動性のめまい

更年期のめまいは歩いた時に、地に足が付かないファファとした感覚のめまいがあります。

この状態のめまいを浮動性めまいといいます。

回転性のめまい

ある日突然に天井や壁がぐるぐる回るめまいが起こります。これを回転性めまいといいます。

このめまいは船酔いしているようで吐き気を伴うことがあります。

このめまいの発症時間は30秒~60秒ぐらいで改善します。

また、体の向きを変えた時や立ち上がりに、突然血の気が引いたように目の前が真っ暗になる立ちくらみや、静かになるとキーンと高い音を感じる耳鳴りがあります。

更年期のこれらの症状は一過性のもので、時期が来れば治る症状だといわれています。

しかし、動脈硬化高血圧メニエール病突発性難聴など、病気から起こるめまいもあります。

症状の強い時や長く続くときは専門の病院で診てももらってくださいね。

めまいが起こった時の対応

めまいが起きたら安静を保つことが一番大切です。

まずはゆっくりその場にしゃがみましょう。

出来る事なら手をついてしゃがみます。めまいがおさまるまでそのままじっとしていて下さい。

無理に移動してしまうのは、正常に周囲を見れなくなっているので危険です。

外出先ならなおさら危険です。駅などは特に注意が必要です。

横になれる場所があれば治るまでは横になり安静にして下さい。

体動によって誘発されてことがありますので。

めまいがおさまっても、立ちあがる時も無理をせず、ゆっくり体を起こしてください。

めまいはストレスフリーで改善

更年期のめまいや耳鳴り、立ちくらみは女性ホルモンの低下が原因で起こりますが、

ストレスが誘引して起こることもあります。

50歳頃は仕事や家事でも責任ある重要なポストに置かれ、毎日忙しく十分な睡眠もとれない環境からストレスが溜まります。

このストレスが自律神経のバランスを乱し、めまいが起こるのです。

自律神経と深く関わる2つの女性ホルモン、プロゲステロンとエストロゲン

ストレスを解消するには、趣味等でリラックスできる時間を作ることが必要です。

散歩や森林浴は副交感神経に有効に働き、リラックス感をもたらせ幸福感のセロトニンの分泌も期待できます。

また良質の睡眠をしっかりとって、ストレスをため込まないようゆったりとゆとりのある生活をおくりましょう。

食生活の見直しでめまいの改善

何度も言っておりますが、更年期のめまいは女性ホルモンの低下が原因で起こります。

そのため日頃の生活習慣を見直すことも重要です。

特に食生活を見直してめまいの起こらない食生活にしましょう!

めまいの症状は血圧が高すぎたり低すぎたりした時に起こります。

血圧安定させるために血液サラサラになる健康な食生活を心がけましょう。

暴飲暴食は避け腹八分目を心がけ、大豆製品やカボチャなどの食材は血流を促進し、自律神経のバランスを調整するビタミンEが多く含まれています。

これらの食材はめまいを予防できるオススメの食材で積極的に摂りましょう。

めまいに良い栄養素

主に更年期のめまい良いとされる代表的な栄養素は

  • イソフラボン
  • ビタミンB1
  • ビタミンB12
  • ビタミンE
  • EPAやDHA

などがあります。

イソフラボン

豆腐や豆乳、納豆などに多く含まれているイソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きがあります。

更年期のストレスを改善してくれるイソフラボンをめまい改善のために摂りましょう。

ビタミンB1

穀類の胚芽や豚肉、レバーや玄米に多く含まれています。脳神経系の正常な働きに作用します。

ビタミンB12

赤貝やハマグリ、しじみやホッキガイ、いくらなどに多く含まれています。

めまいの治療する成分に使われ、神経を正常に保つ働きがあります。不足すると神経障害が起こります。

ビタミンE

アーモンドやナッツ類、ウナギやタラコ、魚介類や西洋カボチャ、アボガドなどに多く含まれています。

抗酸化作用があり生活習慣病や老化に関する疾患を予防する効果が期待されています。

EPAやDHA

イワシやサバ、サンマにブリ、マグロにウナギなどの青魚に多く含まれていいます。

EPAやDKAの脂肪酸はオメガ3の不飽和脂肪酸になります。

悪玉コレステロールを下げて動脈硬化を予防します。

中性脂肪を減らし、血液をサラサラにし血栓をできにくくします。

更年期のめまいで特に気をつけること

とにかく焦らない事です。周囲がぐるぐると回っているように感じ、普通はパニックになって焦ってしまうものです。

ですが、めまいは必ずおさまります。安静にして暫く待つ、これが1番の対処方です。

出先でしゃがみこんでいたら周囲が助けてくれるかもしれません。無理に一人で頑張ろうとせず、周囲を頼って下さい。

要注意のめまいとは?

めまいはいつもの事だからと慣れてくると放置してしまいやすいですが、次のようなめまいの場合は医療機関を受診して下さい。

耳鳴りを伴うめまい。

これはメニエール病突発性難聴の疑いも考えられます。

更年期ではなく耳に何か異変がある可能性が高いです。

又手足のしびれを伴うめまいは脳卒中など脳の病気を疑って下さい。

めまいだけでなく体のほてりなど更年期障害にある他の症状もある場合は、まずは婦人科を受診すれば良いと思います。

まとめ

更年期症状の中でも回転性や浮動性のめまいは辛いですね。嘔吐も伴い立っていることができない程危険な症状になります。

回転性や浮動性のめまいが起きた時には、無理をせず安静を保つことが大切ですね。

めまいは更年期の女性ホルモンの減少やホルモンバランスの乱れから、自律神経の機能低下より体が思うように機能しなくなり様々な症状がでてきます。

また加齢による視覚や聴覚などの感覚器官の変化によっても起こります。

ストレスからくる自律神経の乱れもめまいの要因になっています。

食生活を見直し血液サラサラになるような食材を多く摂り、ゆとりのある日常生活を心がけストレスを解消し、めまいの起こらない健康な生活を取り戻しましょう。