私たち人間は、いつだってストレスと背中あわせの生活をしていますよね。

忙しい仕事や人間関係、家庭内での問題など、様々な悩みや出来事と向き合いあいながら、生きていくため、時に踏ん張ったり、心折れたりと。

そんな生活の中で溜めてしまう、心のストレスや過度な疲労が引き金となり、ある日突然めまいが、激しい動悸が、なんて事になってしまうことがあります。

これは、心労、疲労などによる、自律神経の不調によるもので、自律神経失調症、と言われますね。

これは、更年期障害と同じような症状があり、どちらなのか迷ってしまう人も少なくありません。

自律神経失調症とは

人が、心身共に健康を保つために、重要な役割を果たしているのが、自律神経です。

自律神経といっても二つの神経があり、人間を行動させる神経と、休ませる神経というイメージでしょうか。

この二つが、バランスをとりながらうまく発動することで、正常を保てます。

ひとつは、交感神経。

やる気をだしたり、カラダを動かす時などに優位になる神経で、緊張状態、興奮状態時に働くものです。

もうひとつは、副交感神経。

脳やカラダを休める際に優位になる神経で、この神経が働くことで、心身の疲れを癒すことができます。

この二つの神経の発動が偏ってしまう事で、自律神経はバランスを乱し、自律神経失調症につながってしまいます。

例えば、毎日忙しく睡眠時間が少なかったり、ストレスの多い状況に立たされることが多く、常に気持ちがはっている、などの生活が続くと、交感神経ばかりが優位になり、副交感神経の発動が低下します。

そうなることで睡眠障害などを起こし、それが原因で、自律神経失調症になってしまう事もあります。

症状は多岐にわたりますが、代表的なものとしては、めまい、動悸、息切れ、多汗、のぼせ、ほてり、倦怠感、不安感、イライラ、睡眠障害などがあります。

私の場合、なにが悲しいのか理由はわからないのに、涙が出てつらくなってしまったり、ひどい吐き気に襲われたりと、一日一日がとてもつらいものでした。

ストレスを少し感じるだけで、過呼吸になってしまったり、と様々で、その都度予想もしない症状が、次から次へとあらわれる不安を抱えていたものです。

ただこれらの症状は、周囲になかなかわかってもらえないのも、つらいところですよね。

更年期障害とどう違うの?

更年期障害でも、上記の様なめまいや動悸、ほてりなどの症状を訴える人は、絶えませんね。

そのため、これは自律神経失調症なのか、更年期障害なのかと迷ってしまう事もあるでしょう。

更年期には、卵巣機能の低下により、ホルモンバランスが大幅に乱れてしまいますね。 

そして、ホルモンバランスと自律神経のバランスとは、とても密接ですので、例えばホルモンバランスが乱れれば、自律神経も、ということもあれば、その逆だってあります。

更年期は、どちらも乱れやすくなってしまう時期ですので、常に自律神経失調症には注意していなければなりませんね。

女性の場合、自律神経失調症は、更年期症状のひとつとなります。

現にその発症率は、男性よりも女性の方が2倍以上も多いと言われています。

なにかと不調をまねいてしまう更年期ですが、自律神経失調症は、その中でも特につらいものとなってしまうでしょう。

また、動悸、息切れなどの症状が心臓に負担をかけ、高血圧にもなりやすくなってしまうと言われています。

漢方などを試してみる

自律神経失調症は、人によってその重軽度は違いますね。

ひどい時は、医療機関で処方される薬に、頼らざるを得ないかもしれません。

ですが、漢方や生活習慣の見直しで改善している人も、少なくありません。

現に私は、食事と私生活を大幅に改善し、良くなり再発もしていません。 

ただそれには、少々の努力と治すんだ、という強い意志が必要です。

その努力が負担となり、逆に悪化してしまう人もいるかもしれませんね。 

そんな事にならないためにも、やはり漢方などを取り入れてみるのも、良いのではないでしょうか。

動悸息切れや、倦怠感、不眠症などの、代表的な症状を軽減してくれる柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、ストレスに弱く、イライラしがちな不安定な精神の改善や、不眠などを改善する加味帰脾湯(かみきひとう)。

自律神経失調症や更年期障害に効果のある漢方は、たくさんありますので、自分の症状にあった漢方を見つけるのも良いでしょう。

漢方専門店で相談してみるのも良いですよね。

副交感神経をしっかり発動させる

自律神経失調症は、これまで頑張り過ぎてしまったり、ストレスなどをうまく発散できない人、少々神経質な人ほどなりやすい、と言われています。

また、昼も夜も関係ないような生活が続き、生活リズムを崩しがちな人も、注意が必要ですよね。

そんなことからなってしまう自律神経失調症の改善は、リッラクスさせる作用のある副交感神経を、しっかり発動させる必要があります。

夜は、遅くなる前にベッドに入りカラダを休め、深い眠りについて、脳や心を休めることが大切です。

とは言え、疲れすぎている時や、悩みやストレスが多い時は、なかなか眠れないものですよね。

そんな時は、昼間のうちに、カラダが爽快感を感じる程度の運動をしたり、マッサージなどを受けてみてもいいですね。

また、カフェインは、一時心を癒してくれるものではありますが、交感神経を刺激してしまうので、控えましょう。

まとめ

昔は、ため息をつくと幸せが逃げるなんて言ったものですが、ため息をつくだけでも、自律神経の調子を整える、とも言われています。

イヤなことがあった時は、「はぁ〜」と、大きく言ってみても、よいかもしれませんね。